概要
SQLite3 のコマンドラインツールのまま、
テキストファイルを表示したりすることができる。
「.system」「.shell」コマンドを使う。
「.system」と「.shell」は名前が違うだけで同じコマンド。
「.shell」「.system」コマンドのヘルプ
sqlite> .help .shell
.shell CMD ARGS... Run CMD ARGS... in a system shell
sqlite> .help .system
.system CMD ARGS... Run CMD ARGS... in a system shell
シェルのコマンドを実行する「.shell」「.system」コマンド
「.shell」「.sysytem」コマンドはコマンドプロンプトや
bashのコマンドを実行するためのコマンド。
「dir」や「ls」でディレクトリの内容を確認し、
「more」で内容を確認できる。
「.once」「.output」で出力したファイルや
「.import」コマンドでインポートするファイルの中身を確認するのに使える。
実行環境
- Windows 10 64bit
- SQLite3 ver.3.36.0
sqlite> rem # 1.
sqlite> .shell dir .
ドライブ C のボリューム ラベルは Windows です
ボリューム シリアル番号は XXXX-XXXX です
C:\temp のディレクトリ
2021/10/01 22:41 <DIR> .
2021/10/01 22:41 <DIR> ..
2021/10/01 22:40 8,192 sample.db
2021/10/01 22:20 23 sample.txt
2 個のファイル 8,215 バイト
2 個のディレクトリ xx,xx,xxx,xxx バイトの空き領域
sqlite> -- # 2.
sqlite> .shell more sample.txt
01,sampletxt
02,sampletxt2
sqlite> -- # 3.
sqlite> .once sample.txt
sqlite> select * from sample01;
sqlite> .shell more sample.txt
01,sampletxt
02,sampletxt2
- 「dir」コマンドでカレントディレクトリの内容を表示
- 「more」コマンドで sample.txt の内容を表示
- 「.once」で出力した内容を表示
パイプも使える
Windowsでれば、あらかじめ準備しておいたsqlファイルを クリップボードに読み込んで貼り付け、ということも可能。
sqlite> .shell more insert.sql | clip
(Ctrl+V や右クリックで貼り付け)
参考URL
-
Command Line Shell For SQLite
公式のコマンドラインツールに関するドキュメント
https://www.sqlite.org/cli.html