2026年4月26日日曜日

SQLite 3 で月単位の計算をする

概要

SQLite にはデータ型として日付型がないため、日付の計算は少し特殊な書き方をする必要がある。
この記事では「月」単位の計算についてまとめる。

実行例

環境
  • Windows 10
  • sqlite Command-Line Shell ver 3.51.3
単純な日付型の加減算では計算出来ない

date()datetime()の加減算では計算出来ず、以下のような結果になってしまう。
どうやら最初の「年」の箇所だけを数値として取り出して計算しているため、このままでは月単位の計算はできない。


sqlite> select date('2026-05-01') - date('2026-03-01');
0
sqlite> select date('2025-01-31') - date('2022-12-31');
3
sqlite> select date('2026-05-01') - 1;
2025
                        
月を加算/減算する

月単位の加算/減算をする場合はdate()datetime()の引数にNNN monthsを追加する。 例えば1年後を計算したければ+1 monthsを追加する。


sqlite> select date('2026-04-01', '+1 months');
2026-05-01

sqlite> select date('2026-04-01', '-1 months');
2026-03-01

sqlite> select datetime('2026-04-01 09:00:00', '+1 months');
2026-05-01 09:00:00

sqlite> select datetime('2026-04-01 09:00:00', '-1 months');
2026-03-01 09:00:00
                        

例えばこのようなテーブルの各行の1か月前、1か月後を計算するには以下のようなSQLになる。

user_table
user_name expiration_date
hoge1 2026-04-15
hoge2 2026-12-31
hoge3 2024-02-29

select
    user_name
    , expiration_date
    , date(expiration_date, '+1 months') as next_month
    , date(expiration_date, '-1 months') as prev_month
from
    user_table
;
                        
結果
user_name expiration_date next_month prev_month
hoge1 2026-04-15 2026-05-15 2026-03-15
hoge2 2026-05-31 2026-07-01 2026-05-01
hoge3 2024-02-29 2024-03-29 2024-01-29

5月31日に +1か月 した場合、6月31日は存在しないため、オーバーフローして7月1日が返されるっぽい。
1か月前も同じような理屈になり、4月30日が返されるわけではないので注意が必要。

2つの日付間の月数を計算する

大きく分けて2パターン。

1つ目は、strftime()関数を使って年と月の部分を取り出して計算する方法。
2つ目は、julianday()関数を使って日数に変換してから月数に変換する方法。

1つ目の方法は、単純に年と月の部分を取り出して計算する方法。
年部分の差に12(か月)をかけ、月の差を足せばいい。


sqlite> select
   ...>     ( strftime('%Y', '2026-01-05') - strftime('%Y', '2025-12-30') ) * 12
   ...>     + ( strftime('%m', '2026-01-05') - strftime('%m', '2025-12-30') )
   ...> ;
1

                        

ただし、この方法は単純に年の部分だけを取り出して計算するため、日数が考慮されない。
例えば上記のSQLでは、2026年1月5日と2025年12月30日の差は1か月と計算されるが、実際には6日の差しかない。

2つ目の方法は、日付を日数に変換してから月数に変換する方法。
例えば以下のようなSQLになる。


sqlite> select (julianday('2026-01-05') - julianday('2025-12-30')) / 30;
0.2
                        

この方法では、日付を日数に変換してから月数に変換するため、日数が考慮される。
例えば上記のSQLでは、2026年1月5日と2025年12月30日の年数の差は0.2か月と計算される。 (厳密に31日の月や2月の日数を計算しようとするとさすがに面倒なので、ここでは1か月=30日で計算している)
必要に応じて小数点以下を切り捨てるなどの処理を行うと良い。


sqlite> select cast((julianday('2026-01-05') - julianday('2025-12-30')) / 30 as int);
0
                        

参考URL