概要
SQLite3 のコマンドラインツールで既存のデータベースファイルを開くには.open
コマンドを使用する。
.open
コマンドを使用すると、
今まで使用していたデータベースファイルを閉じて
指定されたデータベースファイルを開きなおす処理になる。
トランザクションを開始したまま.open
コマンドを使用した場合、
元のデータベースファイルは切断されロールバックされる。
構文
.open ?file_path?
実行例
環境
- Windows 10 64bit
- SQLite Command-Line Shell ver 3.38.0
- データベースファイルを指定せずにSQLite3コマンドラインツールを起動
- インメモリDBに接続していることがわかる
.open
コマンドで既存のデータベースファイルを起動- インメモリDBの接続が切れ、指定したデータベースファイルが接続されている
C:\temp>rem # 1
C:\temp>sqlite3
SQLite version 3.38.0 2022-02-22 18:58:40
Enter ".help" for usage hints.
Connected to a transient in-memory database.
Use ".open FILENAME" to reopen on a persistent database.
sqlite> -- 2
sqlite> .connection
ACTIVE 0: :memory:
sqlite> -- 3
sqlite> .open "./sample.db"
sqlite> -- 4
sqlite> .connection
ACTIVE 0: ./sample.db
参考URL
-
Command Line Shell For SQLite
公式のコマンドラインツールに関するドキュメント
https://www.sqlite.org/cli.html -
Opening Database Files
公式のコマンドラインツールでデータベースファイルを開く方法について
https://www.sqlite.org/cli.html#opening_database_files